日々の音色とことば:

移転しました。新URLはhttp://shiba710.hateblo.jp/です。ここは更新されませんがアーカイブを置いておきます
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先の見えない時代で“熱狂”を頼りにすること

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バラク・オバマの就任演説が行われ、正式にアメリカ大統領に就任が決まった。
彼の演説は、やはり熱狂の中、迎えられた。

僕は数日前にこの熱狂を「羨ましい」と書いた。その感情は自然なものだと思うし、翻って日本の国会のクイズ・バラエティ番組みたいな茶番劇を見ると、心の底から「なんだかなあ」と思う。別に麻生首相を擁護するつもりはないけれど、漢字が読めないのを揶揄するのは床屋政談の領域であって、議員としてきちんとお金をもらっている人のする仕事じゃないだろう、と思う。

それはさておき。

先日はアメリカの熱狂を羨ましいと書いたけれど、しかし、ここまでオバマが“希望”の象徴として語られるのを見ると、何かヒヤリと背中に氷が潜むような感触がある。何だろう。ふと考える。圧倒的な「熱狂」を背景に登場した為政者の前例。たとえば、アドルフ・ヒトラーは「国民投票」によって選ばれた。たとえば、小泉首相の郵政解散へのシンパシーは自民党に衆議院の3分の2を超える議員を送り込んだ。

勿論、並べて論じるのは馬鹿馬鹿しいことだとは思う。けれど、いま「格差社会」への怒りを叫び小泉・竹中の新自由主義路線への怨嗟をぶちまける人達のうち、あのとき一票を投じた人達がどれだけいたんだろうか――ということを考えてしまう。

先の見えない時代の中で“熱狂”を頼りに前に進もうということは、とても危険なことだと思う。勿論個々人が“希望”を感じたとするならば、それを無下に否定することはできない。でも、それが実体のないバブル的なムードに膨れ上がり、それが利用されたとするならば。

ぼくは基本的には楽観的な人間で、「世の中がどんどん悪くなっていく」というような見方には加担しないようにしている。合成の誤謬はあれど、少しずつ、間違いながらも、集合体としての“世の中”は良くなっていくはずだ――という思い込みを持っている。

でも、だからこそ、吹く風に安易に乗せられるようなことは危ない、と思っておくべきなのかもしれない。

関連:バラク・オバマとwill.i.am

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ロッキング・オン・ジャパン 2009年2月号

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(2009/01/20)
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ロッキング・オン・ジャパン2月号では、TERIYAKI BOYZとMISS MONDAYの取材などを担当しました。

サカナクション『シンシロ』の合評レヴューで「アンダーグラウンドとエンターテインメントの両方を、ロック・シーンのど真ん中で堂々と引き受けている」と書いたら、その記事の見出しになっている山口の発言が

「エンタテインメント・ミュージックとアンダーグラウンド・ミュージックの、その中間に僕たちは行きたくて。エンタテインメント・ミュージックとアンダーグラウンド・ミュージックをクロスフェードする橋になるべきだと思ったんですよ」

だった。

レヴューを書いてる時点では記事を読んでいないので、彼の意志とこちらの感触が同じだったことはガッツポーズをとっていいのかもしれないが、読んでると彼の今回のインタヴューでの言葉をそのまま受け売りしたみたいで、なんか格好悪いなあ。

なんにしろ、サカナクションのアルバムはすごく格好いいです。個人的な感触では、シングルになった「セントレイ」やリード曲の「ネイティヴダンサー」よりも、「Ame(b)」がツボにハマった。前作『NIGHT FISHING』収録の「ナイトフィッシングイズグッド」と比較すると、要素としての「クイーンっぽさ」の取り入れ方のセンスが100倍格好良くなっている。

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(2009/01/21)
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特集「100人が選ぶ私のBest5」 CDジャーナル 2009年 02月号

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(2009/01/20)
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今年も参加させてもらいました。『CDジャーナル』の恒例特集「100人が選ぶ200b年私のBest5」。

ロック雑誌の「年間ベスト」に比べると、それぞれがそれぞれの基準で選んでいて、まったく統一感がない500枚。それでもつらつらと並べるとなんとなく見えてくるものがある。“押し付け型ではなく、“読み取り型”のベスト。

さらっと読んで思ったのは、やっぱりFLEET FOXES強し、ということ。NMEなど向こうの雑誌でもかなりの数の媒体がベストに選んでいた。00年代に転じてからモワっとしてリヴァーブ感の強いフォークな美学をもつグループを輩出してきたSUB POPというレーベルの一つの到達点、というべきか。でも日本盤出てないんだよなあ。




僕個人は以下5枚を選ばせてもらいました。

MGMT『オラキュラー・スペクタキュラー』
□□□『TONIGHT』
コールドプレイ『美しき生命』
マヒルノ『辺境のサーカス』
styrofoam『A THOUSAND WORDS』(Nettwerk 30795/輸入盤)

テーマはファンタジー。MGMTとコールドプレイはもうちょっと誰かと被るかな?と思ったんだけど、そうでもなかったのが意外。マヒルノとstyrofoamはいわば“隠し玉”扱いだったので、他に誰も書いてなくて安心(……と思ったら編集長の平野さんがコメントでマヒルノを挙げていた)。

個人的な2008年のベスト・トラックは、MGMT「Kids」。



新人賞はマヒルノ、ということで。


バラク・オバマとwill.i.am

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いよいよ、バラク・オバマ第44代アメリカ合衆国大統領の就任式が行われる。

11月の勝利演説を訳したサイトを見つけ、改めて読み直す。訳自体はちょっとラノベ風なもってまわった描写なんだけれど、本当に、凄まじい熱狂だったんだろうなあと思う。

オバマ勝利演説081104の日本語訳……というか新城カズマ語訳
http://d.hatena.ne.jp/sinjowkazma/20090114/1231943939

そして、will.i.amが手がけたオバマの応援ソングを改めて、聴く。掛け値なしに、とてもいい曲。ちょっと涙ぐんでしまうくらいの力を持った音楽。






「オバマ! オバマ!」という連呼にシニシズム的なものを感じる人はいるかもしれない。でも、これを作ったのがwill.i.amだというのが、掛け値なしの説得力を与えている。彼自身アフリカン・アメリカンであり、彼が率いるブラック・アイド・ピーズは、フィリピーノ、ヒスパニック、アングロサクソンなどさまざまな血が入り混じったグループ。

ビデオはオバマ陣営へのコンタクトなしにwill.i.am自身がさまざまなミュージシャンや著名人に声をかけて作ったのだという。9.11同時テロからイラク戦争に突き進んでいた03年のアメリカに「Where is the Love?」という名曲を突きつけた彼にとっては、バラク・オバマのメッセージはそのまま自分自身の感情と信条を重ねられるものだったんだろうと思う。



アメリカという国を、久しぶりに羨ましく思う。この熱狂の渦中にいることができたならどんなに高揚しただろうか。悲観やあきらめやニヒリスティックなふるまいでなく、「希望を信じる」なんて真っ直ぐで青臭い言葉を恥ずかしがらずに言える瞬間。それがロックみたいなエンタテインメントの中ではなく、リアルな政治の世界で起こっているわけである。興奮しないわけがない。

ひるがえって自分の暮らしている国を見てみる。ほど遠いなあ。


RYUKYUDISKO×AFRA & INCREDIBLE BEATBOX BAND対談

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乃木坂にて、RYUKYUDISKOとAFRA & INCREDIBLE BEATBOX BANDの対談。

ブランド「adidas Originals」によるプロジェクト「Originals by Originals」の一環としてリリースされる、倉石一樹監修のコンセプトアルバム「One by One」。これにコラボレーションで参加しているのが両者、というわけ。


One by One kzk sound track from adidas originals by originalsOne by One kzk sound track from adidas originals by originals
(2009/02/25)
オムニバス

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(公式ページ)
http://www.onebyone-kzk.com/

かたやテクノ、かたやヒップホップを軸足に活躍している両者だけれども、スタンスや意志のようなものは非常に共通しているんだなあと実感する取材だった。そういえば両方とも最初に観たのはWIREだったしなあ。

WIRE繋がりで言うと、アルバムには石野卓球によるチャットモンチー「シャングリラ」のリミックスも収録。これが非常にSM的というかなんと言うか、かなり変態度の高いミックスになっていて素敵。


iPOD Touchを無料でSkype化する「fring」

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iPOD TouchとiPhoneの境目は、言わずもがなの「電話ができないこと」。

Skypeに対応しているアプリケーションさえあれば、Wi-Fi環境でその境目を埋めることができる。とはいえ携帯キャリアとの関係性もあるしApp Storeからリリースされることはないだろうな……と思っていたんだけれど、ありました。しかも無料。



これ、本当に凄い。なにせ無線LANが飛んでる環境であれば、携帯キャリアにお金をビタ一文払うことなく音声通話まで出来てしまうわけである。

公式サイトは
http://www.fring.com/

ダウンロード先は以下のボタン
fring

必要なのはイヤホンマイク。apple純正のやつが欲しいけど、サードパーティ製でも大丈夫みたい。iPOD Touchは第二世代の必要性あり。APP STOREからインストールして、最初にfring自体のIDとパスワードを設定。続いてSkypeのIDとパスワードでログイン。個人的には使ってないんだけれど、MSNメッセンジャーやTwitterに対応しているのも便利だと思う。

早速Apple In-Ear Headphones with Remote and Micを注文してみます。

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(2008/12/26)
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相対性理論がデイリーチャート4位を記録したことの恐怖

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(2009/01/07)
相対性理論

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1位:EXILE、2位:いきものがかり、3位:ミスチル、4位:相対性理論。

なんだろう、この並び(笑)。

去年に音源を初めて聴いてからずっとハマってたんだけれど、まさかここまでの躍進を果たすとは思っていなかった。たぶんこのチャート・アクションを機に、より多くの人が相対性理論の音に触れることになるだろう。で、きっと沢山の人がハマっていくだろう。

ただ……彼らが一切の露出もなしにここまでのセールスを成し遂げてしまったことには、メディアに関わる人間として、正直恐怖を感じずにはいられない。GReeeeNが「着うた」からの発火点であれだけのブレイクを果たしたのとは、明らかに種類の違うインパクト。耳の肥えたリスナーを軒並み虜にするポップスとしてのクオリティの高さを持つバンドが、ネット発の“ざわめき”だけでここまでの結果を残してしまった。マイスペとかYouTubeに比べてもさらに新しい、「ポスト・ニコニコ動画」時代の日本型スター・システムが生まれた――とでもいう感じ。

でも、だからこそ今、彼らへのインタヴューはとても渇望されていると思う。このままヴェールの影にいつづけるのか、それともクレヴァーなそのメカニズムを明かしてくれるのか。願わくば、後者であってほしいと願う。


たむらぱん取材

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今年の取材初めは、たむらぱん。

去年にはアルバム『ブタベスト』からシングル『ハレーション』『ゼロ』のタイミングなどなど、計4回もインタヴューした相手。なのですっかり顔馴染み。会うと毎回なんだかほっこりした気分になる。



dancyu 2009年 02月号

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dancyu (ダンチュウ) 2009年 02月号 [雑誌]dancyu (ダンチュウ) 2009年 02月号 [雑誌]
(2009/01/06)
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dancyu 2月号、「人に教えたくないラーメン」特集の原稿を担当しました。

“ラーメン王”石神秀幸さんへの取材で、浅草の「龍圓」と世田谷の「火龍園」の二軒を取材。

龍圓

火龍園

どちらも知る人ぞ知る高級中華店。
コースの〆にと出された麺は、あっさりとしていて美味しかった。

普段は音楽やカルチャーのライティングが中心だけれど、こういう方面の仕事は非常に刺激的だし、勉強になる。



ユニコーンから年賀状が届いた

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我が家に届いた年賀状にあった、UNICORNからの一枚。

1月1日付けで特設サイトもオープンされていた。
UNICORN | http://www.uc2009.jp/


まだ詳細は報じられていないけれど、ニュースによれば、15年ぶりの再結成だという。当時の頃を振り返ると、洋楽かぶれだった中学~高校生の自分が好きだった、数少ない日本のロック・バンドだった記憶がある。そういう意味でも、素直に嬉しい。ここ数年の奥田民生のインタヴューを読む限りでは、再結成はきっとしないだろうなあ、と思っていたけれど。どういう心境の変化があったんだろうか。

ともあれ、今後の動きが楽しみ。


あけましておめでとうございます

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あけましておめでとうございます。

ブログを始めて、ちょうど一年が経ちました。ここに書く文章がどれぐらい読まれているかはわからないけれど、とにかくまずは自分のために「書き留めておくこと」の重みを改めて知った一年だったと思います。

今年も、マイペースに、やっていきます。


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