日々の音色とことば:

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都市レコード『シングアゲイン』

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シングアゲインシングアゲイン
(2008/11/07)
都市レコード

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年末進行が押し寄せて大変に忙しい時期。だというのに、なんだかこの一枚から離れられなくて、ずっと繰り返し聴き続けている。98年に結成し、活動10年目を迎えたバンド「都市レコード」のアルバム、『シングアゲイン』。

これはちょっと、傑作なんじゃないかという気がしている。

とはいえ、決して万人にオススメできる類の音楽ではない。フォーク・ソングとサイケデリアのなかばで、ゆらめくような叙情性。そういうものにハマる人にはかなりの中毒性があるサウンドを鳴らしている。プロデューサーは、三沢洋紀(ラブクライ、LETTER)。羅針盤の名盤『ソングライン』を初めて聴いたときの「あちら側の世界に持ってかれる感覚」に近い感じだ。

そして、歌詞がまたいい。日本語詞の歌い方ははっぴいえんど~初期サニーデイに通じるような感じなんだけれど、まるで身体を痺れさせる毒のような「救いようのなさ」をはらんでいる。


「夢いっぱいの季節が終わったあとで僕を運んでくれるのは何だろう そんなことを思うんだ」(”春の声”)

「もしもあの日雨があんなに激しく降っていなければ 私はあなたをあんなに簡単にあきらめてはいなかったでしょう」(”もしもあの日雨が”)

「あきれるほどの あさましさで 何度も何度も わびるような気持ちで 誰にも求められず 生きて わずかその日の 糧を得て」(”起きよう”)

どうだ、これ。この、やる気など吹き飛ぶようなダウナーさ。

たまらないなあ。


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